目的から始める攻めの読書『アクション リーディング』

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本記事では、赤羽雄二著『アクション リーディング』を紹介します。

「読書をしたいけど時間がとれない」

「本を読んでもうまく活用できない」

あなたはこんな悩みを持っていませんか?

あなたの悩みを解決するヒントが『アクション リーディング』でみつかるはずです。

目次

『アクション リーディング』はどんな本?

著者の赤羽さんは、マッキンゼーで経営戦略の立案、マーケティングなど多くのプロジェクトを手掛けた人で、「考える力を鍛える」ためのトレーニング方法を紹介した『0秒思考』の著者としても知られています。

『アクション リーディング』では、赤羽さんが多忙な業務の中で見出した、効果的な読書法が紹介されています。

この本のキーワードは、「受け身ではなく、攻めの読書」

趣味や暇つぶしに読む「受け身の読書」ではなく、自分が成長するために読書の時間をつくり、問題意識をもって本を読む「攻めの読書」です。

『アクション リーディング』のポイント

『アクション リーディング』には、攻めの読書を実践するための具体的ノウハウが詰まっていますが、その中でも特に印象に残ったポイントを3つピックアップしました。

「攻めの読書」のポイント
  • どのように読書時間を作るか
  • 必要な本を必要な分だけ読む
  • アウトプットを重視

どのように読書時間を作るか

「読書をしたいけど時間がとれない」、冒頭にあげた悩みに対する赤羽さんの答えはシンプルな一言。

「本を読む優先順位を上げる」

ありきたりで誰でもできるはずですが、これが意外にできていないという指摘です。

「本を読む時間がない」と言いますが、本当に時間がないのでしょうか。

ぼんやりとテレビを見たり、なんとなくスマホを触っていたりする時間はないですか?

その時間って、本を読むよりも本当に優先順位の高いことですか?

どんなに忙しい人でも、読書が必要であるなら、「読むべきものは時間をとって読んでいる」はずです。

本を読むことが「仕事上必要」「自分の成長に必要」というように、本の位置づけを変えることで、必然的に読書の優先順位があがり、読書時間を確保することができます。

これまで優先順位が高くなかったのは、そこまで読書を必要と感じなかったのかもしれないし、特に目的もなく、なんとなく本を選んでいたからかもしれませんね。

必要な本を必要な分だけ読む

本はただ読むだけではなく、本から得たヒントを活かし、仕事やプライベートを充実させることが大切ですよね。

そのためには、その本を「目的をもって読んでいるか」を、今一度振り返ってみる必要がありそうです。

趣味で楽しむための読書であればいいのですが、本からの学びを活かそうとするなら、「気になった本を手あたり次第に読んでもダメですよ」と赤羽さんは指摘します。

「なぜその本を手に取ったのか」

「その本から何を学びたいのか」

「学びをどう活かしたいのか」

このような目的をもって本を読み、読みながら「何でそうなんだろう」とか「これはどういう意味なんだろう」と、あれこれ考えることで新たな気づきも得られ、確実に効果があがってきます。

世の中にある本をすべて読むことは不可能なのですから、自分の目的にあった本を選び、「必要な本を必要な分だけ読む」、これが日々の充実に直結する読書のコツです。

アウトプットを重視する

気になった本を手あたり次第に読んでも、期待した効果が得られません。

あまり読書をしてこなかった人はある程度の読書量が必要ですが、それなりに読書習慣があり、これまでに1000冊以上も読んでいる人なら、この先は次から次へと読む必要はないと断言されています。

読書をすることが目的ではないので、ある程度以上読んでも、本から得られる学びは飽和してくるのだそうです。

この状態になれば、読書時間を少し減らして、その分、本からの学びを広げ、自分の成長のきっかけにする活動に時間を割く、つまり「本からのインプットではなく、アウトプットを重視しよう」ということです。

もちろん、何もインプットせずにアウトプットはできませんが、インプットに偏り過ぎても効果がありません。

インプットとアウトプットのバランスが大切で、ある程度の読書をしているなら、そこからは、いかに本から自分の行動を変えるかにシフトすべきなんですね。

この本では、「本の読み過ぎはよくない」とまで言い切られています。

読書法の本で、こんなふうにバッサリと書いてある本は、めずらしいのではないですか。

『アクション リーディング』まとめ

『アクション リーディング』からの学びを、私なりにポイントを絞って書いてきました。

「読書のメリット」から「読書時間の捻出方法」「本の選び方と活用方法」について、順を追って読むことで理解しやすく、具体的な内容となっています。

書かれているノウハウは難しいものではなく、日常の習慣や読書に対する考えを、少し変えれば実現できる方法ばかりですので、試す価値は大きい印象です。

ただしこの本は、ある程度継続して読書をしている人を対象に、読書の質を上げる方法が書かれていると思います。

あまり読書をしない人や、そもそも読書が苦手な人にとっては、このノウハウは響かないように思うので、別のテーマで書かれた読書術の本を選んだ方が良さそうです。

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