仕事の楽しさがわかる『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』

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仕事

この記事は、福島正伸『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』を紹介します。

「仕事がつまらないな~」「何のためにやってるんだろう~」と、モヤモヤしたことはありませんか?

この本は、そんなモヤモヤを感じた時に読み返したくなります。

読み終わった後には、仕事に対する考え方を再認識できて、幸せな気分になれますよ。

目次

仕事にまつわる3つの物語

3つの仕事

本の前半は、著者が会った人たちの実話にもとづいた、仕事にまつわる3つの物語が紹介されます。

職業も年齢もバラバラです。。。

おそらく性格も。

でもそこには、自分の仕事に向き合う、共通した姿勢があります。

物語1.駐車場の管理人さん

いつも元気で明るい60歳を過ぎた駐車場の管理人さん。

笑顔をたやさず、心地よい挨拶で迎えてくれるので、駐車場の利用者からとても感謝されていました。

でも残念ながら、家庭の事情で退職されることになったのです。

その管理人さんの仕事ぶりといえば、ただ駐車場に居るだけではありません。

困っているお客さんには、いやな顔ひとつせず進んで手助けする。

何よりも「お客さんに喜んでもらうことを大切にする」人なのです。

そして、管理人さんの最後の仕事の日。

これまで多くの人が本当に感謝していたことがわかるエピソードが待っていました。

他に何の取柄もありません・・・・・・でも、私はいつも、自分が今やっている仕事を楽しみたい、そう思っているだけなんです・・・・・・。

どんな仕事も楽しくなる3つの物語 P22より引用

物語2.タクシー運転手さん

宿泊先でたまたま乗ったタクシーの運転手さん。

満面の笑みを浮かべた、とても礼儀正しい運転手さんでした。

この運転手さんは、自分の仕事は「単にお客さんを目的地まで送ること」ではないと言います。

「1度きりかもしれないお客さんにも喜んでもらう」

いつでも、お客さんがより快適で便利になることを考えて様々な工夫をこらしているのです。

この仕事のことを、人を目的地に運ぶだけのルーティンワーク、という人もいますが、私はそうは思っていません。毎日、新しい発見ができる、とても創造的な仕事だと思っています。

(中略)

お客様の立場になって考えれば、いくらでも新しいことが思いつくんです。

どんな仕事も楽しくなる3つの物語 P32より引用

そんな運転手さんの夢は、「自分が働くタクシー会社を日本一にする」こと。

お客さんに喜んでもらうことをいつも考える、これが自分の夢につながると信じています。

物語3.ペンキ屋さん

塗装業を営む父親を持つお兄さん。

父親を手伝って仕事をするものの、ペンキ屋の仕事に全く魅力を感じず、塗装業が大嫌いでした。

仕事が終わるとブツブツ文句を言う父親の姿が、つまらない人間に見えたのです。

どうしても我慢できずに家を飛び出し、借金を抱え、すさんだ生活を送ることになってしまった彼ですが、ある時そんな思いを一変させるキッカケをつかみます。

それは、警察からの依頼で、放置自転車対策の一環としてペイント教室の講師を務めたこと。

ペンキ屋は、つまらない仕事じゃない。社会から必要とされているすばらしい仕事だ!人の心を養い、人と人をつなぎ、人を感動させる最高の仕事だ!

どんな仕事も楽しくなる3つの物語 P48より引用

楽しそうにペイントする受講者を見て、彼は仕事の持つ意味と、人から感謝され感動を与える喜びを知るのです。

心の習慣

物語の主人公たちは、仕事の内容も、年齢も、環境も、まったく異なります。

しかし、仕事に対する共通点があります。

それは、自分なりに「仕事の意味を見つけ」「工夫し」「お客さんに感動を与える」こと。

この本の後半では、「3つの物語」に共通した、仕事が感動に変わる「5つの心の習慣」を挙げています。

5つの心の習慣
  • 仕事の意味を考える
  • 物事を前向きに考える
  • 自己原因で考える
  • 自分らしくやる
  • あきらめない

著者からの有益なアドバイスがいろいろな視点で示されます。

仕事を「面白い」と思うか、「つまらない」と思うかは自分の姿勢しだいなんです。

仕事を面白いと感じる人は、仕事の本当の意味を知って、人に感動を与えるために工夫している人です。

まとめ

仕事と時間

普段の生活で、仕事をしている時間は結構長い。

この貴重な時間を、少しでも幸せな時間にしたいですよね。

この本の内容が、「理想論」だという意見もあるかもしれません。

それでも、やはり仕事の本質なのだと思います。

「仕事の意味を見つけ、人が喜んでくれることを考える」

頭ではわかっているつもりでも、ついつい忘れてしまいがち。

そんな時には、手にとって何度も読み返す価値のある一冊です。

100ページちょっとの薄い本ですので、1時間程度で一気に読めます。

ぜひ、あなたも読んでみてください。

何かの「気づき」があるはずです。

この本のように、わずか100ページの薄さでありながら、ためになる本をまとめて紹介しています。

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