「一期一会」のほんとの意味は・・・『あした死ぬかもよ?』

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ほんのひとこと-一期一会

今回の「ほんのひとこと」は、ひすいこたろう著『あした死ぬかもよ?』から。

目次

ほんのひとこと

「一期一会」とは、本当は「いつも会っている人とこれが最後と思って会うこと」

『一期一会』とは?

「一期一会」という言葉は、「一生に一度きりの機会」という意味。

「一生一度の機会を大切にしなさい」という教えです。

もちろんご存じですよね。

でも、ほんとの意味を知っていますか?

私は、とっても狭い意味でとらえていたようです。

「一期一会」とは、本当は「いつも会っている人とこれが最後と思って会うこと」、
という意味だそうです。
(中略)
これが人生最後の挨拶だ
これが人生最後の出社だ
これが人生最後の電話だ
・・・・
(中略)
そんなふうに「これが最後」と思い、いつも「今」に「心」をこめて生きることを
「念」を込めて生きるといいます。

あした死ぬかもよ? Kindle版P169~170/P213より引用

いつも会う人、いつも見るもの、いつもやっていること・・・

「いつも・・・」というやつほど、これが最後だと思うって難しいですよね。

自分が最後と決めていない限りは、「次」があると思い込んでいませんか?

「次」の保証なんて何もない。

なのに、いつも、いつでも、当然、そこにあると思ってしまう。

実は先日、こんな出来事がありました。

人ではないのですが、近所にあったお店が突然閉店してしまったのです。

お蕎麦屋さんなのですが、ゆったりとした雰囲気で、お店の方も気さく、もちろんお蕎麦は絶品。

常連といえるほどではなかったけれど、お蕎麦が食べたいと思ったらちょくちょく伺っていた、お気に入りのお店でした。

ある日、いつものようにお店に行ったら、お店のドアに「しばらくの間お休みします」の張り紙が。

その日は、「残念。また来よう」と、あたりまえのように「次」があると思っていました。

でも、残念ながら「次」はなかったのです。

何週間かお休みされた後、そのまま閉店されたことを知りました。

お気に入りのお店がなくなってしまう、よくあることと言えばそれまでなのですが、フッと、この「ほんのひとこと」を思い出しました。

これが最後とは全く思わずに、いつものように食べたお蕎麦。
もし少しでも「これが最後」という気持ちで食べていたら、いつもとは違う何かに、そのお店で出会えたかもしれないと。

『あした死ぬかもよ?』の紹介

この本は、「死」と向き合って、ほんとうの自分に会いに行く本です。

誰でもいつかは訪れるのに、意識しないと普段は忘れている(避けている?)。

どういうわけか、人は「自分だけは死なない」、と思っているそうです。

この本では、サブタイトルのとおり、「人生最後の日に笑って死ねるための27の質問」が投げかけられます。

この質問の答えを自分自身で探す・考えることによって、生きている今に何をするのかを見つめ直してみましょう。

そこからは、大切なのは過去でも未来でもなく「今」、ということが浮かび上がってくるはずです。

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