仕事を選ぶ3つの基準を考える『三千円の使いかた』

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今回の「ほんのひとこと」は、原田ひ香著『三千円の使いかた』から。

目次

ほんのひとこと

「会社は給料、仕事内容、人間関係、この三つのどれか一つでも良ければ続けられる」

仕事を選ぶ3つの基準

この言葉は、『三千円の使いかた』の物語で、主人公の彼氏が自分の会社について語る場面にでてきます。

「大学の先生からの受け売りなんですけど、会社は給料、仕事内容、人間関係、この三つのどれか一つでも良ければ続けられるけど、全部がダメなら精神が壊れるからやめた方がいいって。うちは、二つはクリアできているからまあいいかなって」

三千円の使いかた  Kindle版 P272 より引用

あなたなら、仕事を選ぶ時に、「給料」「仕事内容」「人間関係」の中で、何が一番大切だと思いますか?

「給料が高いことが大事」という人もいるでしょうし、「やりがいを感じることが一番」と思う人もいるはず。

生活するうえで収入は大切だし、仕事をすることで充実感が得られることも、もちろん大切です。

でも、どれか一つを選ぶとすれば、人間関係の良し悪しで考えてもいいのでは、と思います。

「人間関係さえ良ければ他はいらない、なんて綺麗ごと」

「相応の給料をもらえることが前提でしょ」

という話かもしれないのですが、仕事は人との関わりで成り立っていることを考えると、やはり最後は「人間関係か良好かどうか」が大切なんじゃないかと思うのです。

いくら給料が高くでも、毎日様々なプレッシャーの中、ギスギスした雰囲気の職場で仕事をしなければならないとしたら、すぐに限界がきてしまいそう。

それに、人間関係が悪いと、どんな仕事も楽しくないでしょうし、イヤイヤ仕事しても成果はいまひとつで、収入にもつながらないように思います。

人間関係が良いからこそ、少々給料が低くても、仕事が物足りなくても、何とかなるように思いませんか?

とは言うものの、良好な人間関係を作るのが、なかなか大変なのですが。

『三千円の使いかた』紹介

あなたは三千円あったら何に使いますか。

あまり深く考えずに、パッと好きなものを買ってしまいますか?

ほんとうに欲しいものを吟味して、それを買うために貯金しますか?

金額の多い少ないではなく、三千円という「お金」をどう使うかに、その人の考え方や、性格が表れるそうです。

主人公の御厨美帆がまだ中学生のころ、祖母からかけられた「人は三千円の使い方で人生が決まるよ」という言葉から、物語が始まります。

突然そんなことを言われても、子供には何のことかよくわかりません。

でもこの言葉は、大人になった美帆にとって、大きな意味を持ってくることになります。

「仕事」「恋愛」「家族」など、様々な悩みに向き合う中で、次第に言葉の意味を実感し、「何が大切なのか」を考えていくのです。

この物語は、美帆をはじめ、祖母、母、姉の4人の女性が、それぞれに抱える悩みを乗り越え、自分の目標や夢をかなえるために懸命に努力する姿を描く、お金をテーマにした家族のお話です。

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