今回の「ほんのひとこと」は、水野敬也著『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』から。
ほんのひとこと
「 本読んで解決せえへん問題なんてあらへんで 」
読書ってなんの役にたつん?
悩みをかかえた売れない芸人に、夢をかなえる神様「ガネーシャ」がかける言葉です。
「いや、むしろ本読んで解決せえへん問題なんてあれへんで」
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 単行本P60 より引用
(中略)
本ちゅうんは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するために、ずっと昔から作られてきてんねんで。
その「本」でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん?
言われてみたら「まさにその通り!」だと思います。
小さい悩み(本人にとっては重大だけど)から深刻な悩みまで、悩みは人それぞれですが、
同じことで悩んでいる人って、他にもたくさんいるんですよね。
その分、解決のヒントも満載なのです。
そして、そのヒントは、過去から受け継がれてきた本につまっているはず。
「読書ってなんの役にたつん?」という、よくある問に対するひとつの答えが、この「ひとこと」ではないでしょうか。
なにか悩みごとがあったら、本を読んでみませんか?
でも、読書したからといって、本が悩みを解決してくれるわけじゃない。
本の中から自分なりにヒントを見つけて、悩みを解決しようと自分が動くことが大切。
「自分の悩みを解決するのは自分自身」ってことは忘れたらダメですね。
『夢をかなえるゾウ2』の紹介
![](https://yoshis-style.com/wp-content/uploads/2023/09/3df1aae251426c980561bd605b4b19de-1024x538.jpg)
この本は、人気シリーズ『夢をかなえるゾウ』の第2弾。
何かに悩んでいる人、自信のない人、成長したいと願う人・・・。
こんな人たちに成長のヒントを授ける、夢をかなえる神様「ガネーシャ」が主役(?)の物語です。
今作では、いつまでたっても売れない芸人「西野勤太郎」を成長に導きます。
大阪弁でサラっとムチャぶりするガネーシャに振り回され、時には反発しながらも、自分を見つめ直す道のりが、かわいそうでもあり、おかしくもあり。
しかも、ガネーシャだけでなく、お友達の釈迦、貧乏神、死神と神様大集合。
生身の人間としてはたまったものではない・・・とは思うのですが、なんだか妙に憎めないキャラぞろいなんです。
まわりを爆笑の渦に巻き込む(?)ガネーシャ節がさく裂する中にも、大切なヒントを与えてくれる。
読んでおもしろく、そしてタメになる、そんな物語です。
『夢をかなえるゾウ2』も含めた、シリーズ全5巻の魅力を、もう少し詳しく紹介しています。
『夢をかなえるゾウ』に興味を持たれたなら、読んでみてください。
![](https://yoshis-style.com/wp-content/uploads/2023/11/f2a6f1188a6ca494a4995f17de768df9-3.jpg)