読書の意味をガネーシャが語る『夢をかなえるゾウ2』

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今回の「ほんのひとこと」は、水野敬也著『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』から。

目次

ほんのひとこと

「 本読んで解決せえへん問題なんてあらへんで 」

読書ってなんの役にたつん?

悩みをかかえた売れない芸人に、夢をかなえる神様「ガネーシャ」がかける言葉です。

「いや、むしろ本読んで解決せえへん問題なんてあれへんで」
(中略)
本ちゅうんは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するために、ずっと昔から作られてきてんねんで。

その「本」でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん?

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 単行本P60 より引用

言われてみたら「まさにその通り!」だと思います。

小さい悩み(本人にとっては重大だけど)から深刻な悩みまで、悩みは人それぞれですが、

同じことで悩んでいる人って、他にもたくさんいるんですよね。

その分、解決のヒントも満載なのです。

そして、そのヒントは、過去から受け継がれてきた本につまっているはず。

「読書ってなんの役にたつん?」という、よくある問に対するひとつの答えが、この「ひとこと」ではないでしょうか。

なにか悩みごとがあったら、本を読んでみませんか?

でも、読書したからといって、本が悩みを解決してくれるわけじゃない。

本の中から自分なりにヒントを見つけて、悩みを解決しようと自分が動くことが大切。

「自分の悩みを解決するのは自分自身」ってことは忘れたらダメですね。

『夢をかなえるゾウ2』の紹介

この本は、人気シリーズ『夢をかなえるゾウ』の第2弾。

何かに悩んでいる人、自信のない人、成長したいと願う人・・・。

こんな人たちに成長のヒントを授ける、夢をかなえる神様「ガネーシャ」が主役(?)の物語です。

今作では、いつまでたっても売れない芸人「西野勤太郎」を成長に導きます。

大阪弁でサラっとムチャぶりするガネーシャに振り回され、時には反発しながらも、自分を見つめ直す道のりが、かわいそうでもあり、おかしくもあり。

しかも、ガネーシャだけでなく、お友達の釈迦、貧乏神、死神と神様大集合。
生身の人間としてはたまったものではない・・・とは思うのですが、なんだか妙に憎めないキャラぞろいなんです。

まわりを爆笑の渦に巻き込む(?)ガネーシャ節がさく裂する中にも、大切なヒントを与えてくれる。

読んでおもしろく、そしてタメになる、そんな物語です。

『夢をかなえるゾウ2』も含めた、シリーズ全5巻の魅力を、もう少し詳しく紹介しています。

『夢をかなえるゾウ』に興味を持たれたなら、読んでみてください。

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